“Red vs Blue” とは?

“vs/ ヴァーサス”・・ ・”versus” (〜対〜)の Abbreviation/アブリヴィエーション(略語)としてよく使われます。
意味は “Against” の事ですが、もともとはラテン語で『向きを変える』からきたものです。Digital vs analogue (お、これは英国式でした。米語では analog)・・・デジタル 対 アナログ

さて 『赤 対 青』とは一体なんでしょう? これは米国以外ではあまりピンとこないはずです。RedとBlueの後にStates (州)をつけたらどうですか? 報道番組で見た覚えあるかもしれませんね、全米が2色に色分けされている地図。
Red States vs Blue States・・・赤い州(共和党が強い州)対青い州(民主党が強い州)の事でニュースでよく赤と青に色分けされています。

これは長い歴史があるわけではなく、2000年の大統領選で 共和党のBush/ ブッシュ が取った州を赤で、民主党Gore/ ゴアが取った州を青で塗って報道したのが始まりと言われています。これは最後までフロリダの票数で揉めて「アメリカは先進国なの?」みたいに言われました。この様に時間が掛かったのは米国が United States(合衆国)すなわち連邦国家なのでそれぞれの州がそれぞれのやり方で運営されているからですね。

against もよく使われて、
red against blue(共和党支持 対 民主党支持)
white against black (白人 対 黒人)
us against them (我々 対 彼ら) などなど

[Hints and Tips]

“vs/ versus” から受ける語感は『その両者が競っている/ 争っている』もしくは『そのどちらかを選択することを迫られている』、そのような感じを強く受けます。ただ二つのものを並べるのではなくお互いに相容れない状態・中立を保っていられない雰囲気を感じますね。

例えば
It looks like we’ll have a Clinton versus Trump contest for the White House.・・・”It looks like we’ll~    〜という事態になりそうだ”   第三の独立系の候補が出ず、かつ選挙で棄権しないのであれば民主党の大統領候補か共和党の大統領候補どちらかの二者択一になりますね。まさに VERSUS です。